起業したい50代女性に必要なこととは?起業前に追求したこと5つ

起業女子の仕事

「男性社会で女性にはもう出世はない、先行きが見えたので違う人生を歩もうかな。」
「でも再就職先を見つけても収入が低すぎなのでそれだったら起業しようかな。」
と思った方、いませんか?
私もそうでした。
40歳後半から頭の中によぎった考えです。
でもちょっと待ってください。
いきなり起業をするのではなく、起業前に整理することがあります。
50歳で起業し、自由な安定した生活をしているzeronuko(ゼロヌコ)が起業前に追求したこと5つお伝えします。
この記事を読むと起業への第一歩が踏み出せます。

なぜ50代で起業するのか?

60歳定年。
既に見えているゴールを目指すのでなく、体力がある50代のうちに起業し、次の挑戦をしようと考える方が増えてきました。

起業家の年齢別構成の推移はこのようになっています。

出所:中小企業庁2017年版「中小企業白書」2021年9月11日利用

50代、60代の女性で起業する方が増えているのがわかります。

でもまず、なぜ起業するのかその理由をはっきりさせましょう。

例えば、起業する理由として

  • 会社がつまらない
  • 今の仕事と自分のやりたいことがミスマッチしている
  • もっとお金を稼ぎたい
  • やってみたい仕事がある
  • 自由にやりたいことをやりたい
  • お金よりもやりがいを感じたい
  • 一度しかない人生なので自分がどこまでできるかチャレンジしてみたい

と、様々ではありますが、大きく2つに分けられます。

  1. 現状への不満
  2. 現状に不満はないが、自分の可能性を試してみたい

1と2どちらでも問題ありません。
理由は何であれ、いいのです。
はっきりしていればいいのです。

何をしたいのか?

何をしたいのか、思いっきりポジティブに考えましょう。
現状への不満があるから起業する方はなおさらです。
次の人生で何をして人生を豊かにし、自分が輝くのかとの問いを追求しましょう。

ここで、起業のメリットについて考えます。

自由なスタイルを作りやすい

これに尽きますね。最大のうまみです。

選ぶ業種によりますが、

メリット

✓働く時間に縛られない
✓場所を選ばない
✓24時間どの時間帯でも仕事ができる
✓パートナーを選ぶことができる(やはり一人ですべてはできませんから)
✓自分の価値観にあった人を選べることができる
✓お客さまを選べることができる
✓ターゲット層を絞ることができる
✓いつまででも働ける(定年がない)

50代になると親の介護、あるいは施設に入所している場合は呼び出しなど、突発的な事象に対応することも可能です。

私は時間的な自由が持てたことで、施設に入っている親が急遽救急車で運ばれた(今はコロナの影響で介護施設の要員不足でそこまでは対応してくれないことがあるんです)時もすんなり対応できました。
重要なアポや商談が入っていれば難しいかもしれませんが、助けてくれるパートナーがいれば任せることができますし、考えれば代替え策は思いつきます。
会社員時代のように上司・部下に気を遣うことはありません。

次にデメリットを見ましょう。

デメリット

✓会社員は「会社」がバックであったが、社会的信用が一気にゼロ
✓体力は考慮しないといけない
✓収入の不安定
✓トラブルがあった時はすべて自己責任 

デメリットではありますが、ポジティブに考えると解決策はあります。
✓信用はすぐに勝ち得ることはできませんが、地道に努力を続けているといつかきっと信用は復活できます。

✓体力の衰えも、免疫力アップになる食べ物を多く摂取する、散歩、ウォーキングで体を動かすなど食事や運動に気を使うにより少しは解消されます。

✓起業したらすぐに稼げるというわけではなく、月によっては収入に変動があり、また、体を壊したら収入が途絶えてしまうこともあるのですが、保険という強い味方がいます。

起業をするととにかく自由時間が増えます。
メリット、デメリットを踏まえたうえで、自分が今後キラキラ女性になるには何をすればよいか…

それは、自分の好きなことをすることです!

自分の好きなことをするのは、やらされではないので能動的に動けます。

何ができるのか?

さて、何をしたいかが決まったところで、次はそれができるかどうかです。
既に知識や資格、経験があれば問題ありません。
50代で会社員の経験のある人は、ある程度のPCスキルやコミュニケーションスキルといった基礎的なビジネススキルは会社員時代に培われていることでしょう。

しかし、起業して事業を成功させるためには、その事業に必要な専門的な知識・ノウハウはもちろんのこと、1人からスタートするのであれば、事業に関わるほぼすべてのことを1人で行う必要があります。

そこで、事業を成功させるための企画を考え、それを実行し、営業や経理も自分でやらなければなりません。
また、50代であれば、知人も現役で仕事をしていることが多いでしょう。
ちょっとこの分野はできないなと思ったら、遠慮せずどんどんビジネスの相談をしたり、アイデアをもらったりしましょう。
1人で抱え込まないことです。
自分の不得意なこと、苦手なことは人に任すという選択肢があることを忘れないでください。

収入を得られるのか? 

20代のように50代は仮に事業に失敗しても年齢的な余裕は十分にありません。
スモールスタートでOKです。
50代ならば割と豊富な資金があるのが強みですので、あまり奇抜なユニーク性のある事業は避けた方が望ましいと考えられます。

家族を説得できるか? 

自分のやりたい、好きな仕事に真っすぐに打ち込めて働きがいを感じられ、何より嫌な上司や人間関係に煩わされず、働き方も自由でストレスフリーになるのはこの上もない喜びです。

決定権者=自分です。満足度は高いですよね。

しかし、自分だけ満足していていいのでしょうか。

家族は説得できますか?家族の理解を得る必要がありますね。
自分の思いをきちんと伝えればわかってくれるはずです。

コツとしては、

伝えるコツ
  • 伝えるタイミングを見計らう
  • 起業したいという結論を先に言う
  • 起業したい理由をわかりやすく言う
  • 業績・収入の予想を言う(数字を使って具体的に)

重要なのはタイミングです。
忙しい朝や遅い時間帯を避けましょう。
前もって「話したいことがあるから少し時間を取ってくれる?」と予約を入れておくとスムーズかもしれません。

まとめ

起業するには、これまでのように会社に依存していた意識を変えなくてはいけません。
不足するスキルも学び直さなくてはなりません。
会社に守られた状態から飛び出すには勇気がいります。
しかし、自分の経験値を活かした働きがいある仕事を真っすぐに追求しつつ、経験を積んできた50代。
子育てが一区切りした今だからこそ素直にやりたかったことが心に浮かんでくるはずです。

ただし、起業する前には必ずこの5つのことを考え、実践し、特に「なぜ起業をするのか」については、きっちりと追求しましょう。
理由は何でも構いません。この理由が実は起業の「原点」となるのです。

今後事業を開始して行き詰まった時に「なんで起業なんかしてしまったんだろう」と思わないように、自分が後悔しない理由があれば前に進むことができます!
そして50代からでも起業は決して遅くはありません!ともに突き進んでいきましょう!

プロフィール


 

zeronuko(ゼロヌコ)

◆50代二児のママ
◆大阪市在住
◆27年勤めた会社を辞め令和1年不動産会社AnzRealEstateを設立。
起業、子育て、人間関係等過去の経験からお役立ち情報を発信します。
◆宅地建物取引士、AFP、二級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種証券外務員資格、年金アドバイザー3級、生命保険募集人資格、損害賠償保険募集人資格、心理士、ライフスタイルテラピスト

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