コロナの影響で施設に入った親に会えないという状況が続いています。
「面会謝絶」の措置を取っており、顔を見るだけならOKと、施設玄関での「ドア越し」での面会が多いようです。
「施設の近くに住んでいるからすぐに会いに行けるが、会いに行ってもドア越しでは会話もできない」
「離れているからなかなか会いにいけない」
「仕事が忙しくて時間が取れない」
「コロナで認知症が進んでいると聞いているので、とても心配」
と思っている方が多いのではないでしょうか。
そもそも施設に規制があって会いに行けない、会える状況であっても行く時間がないという方にはこの方法で心が救われます!
私も同じくで母親の認知症がかなり進んでいると聞き心配でした。
「会えなくても私の存在を少しでもわかってもらえたら」
「どうやったら脳に刺激を与えられるだろうか」
と思っている方に簡単ですぐにできる方法をお伝えします。
ぜひ一度目を通していただけると嬉しいです。
おすすめの方法はこれ一択!「写真はがき」
「スマホで撮った写真をはがきサイズにプリントアウトして切手を貼って送る」
これだけです。
「写真はがき」のメリット3つ
低コスト
送るはがきはDAISOなど100円均一のお店で20枚100円で売っています。
郵便番号枠ありを選んでください。
切手代は63円です。
制作が簡単
いつも使っているスマホで写真を撮るだけ。
プリントアウトをして、宛名、差出人を書いて、少しコメントも入れて、切手を貼って出すだけ。
プリントアウトも簡単
プリントアウトはいろいろな方法があります。
・ご家庭にあるプリンター
・アプリを使ったネットプリントサービス
・コンビニのプリントサービス
・家電量販店などのプリントサービス
おうちにあるプリンターでプリントアプトするのがいちばん手間がかからず楽です。
確実に見てもらえる
高齢者になるとだんだん耳が遠くなってきている方が多いと思います。
電話で話すのももちろん良いのですが、親が持っている携帯は、
・今ではもう操作方法がわからなくなっており、使用していない
・施設に電話をして取り次いでもらうのが施設の職員の手を煩わせるので少し気が引ける
という理由で電話をすることをためらっている方にこの方法はメリットを感じてもらえると思います。
はがきですので、確実に手元に届けられ、見てもらえます。
気を付けたいこと5つ
必ずご自身で撮るということ
オリジナリティが出るからです。世界にたった1枚しかないはがき。特別感が生まれます。
写真を上手に撮れない!は気にしないこと
気軽に写真を撮ればいいんです。
コンテストに応募するのではありませんから。
ワンランク上、ハイクオリティは求めません。
要するに「気持ち」です。
どうしても、気になる方は、ネットで調べてみましょう。
「スマホで簡単に綺麗に撮れるコツ」などというタイトルの記事がたくさんあります。
スマホでの写真機能の使い方、撮り方、たくさんの情報が溢れていますが、それはのちのちでもいいと思います。
まずは思い立ったらすぐ、行動!
綺麗に撮ろうと思うのは後からでも問題ないです。
そして、これも気になるのでは?
「郵便配達の人が見るじゃない、恥ずかしい」
いえ、郵便配達の方には守秘義務があるので、「こんな写真が〇〇施設に送られいるよ」なんてことを口外することは禁じられていますので、安心してください。
手書きで一言でもいいので書く
これでさらにオリジナル度が上がります。手書きは自分だけのフォントですよね。
最低でも1週間に1回は「写真はがき」を送る できれば2~3日に1回
1枚と複数枚あるのと、どうでしょうか。色んな種類の写真があるほうが嬉しいですよね。
切手は普通切手ではなく特殊切手で目を引かせる
意外と知られていない!郵便局にはシール式の切手が販売されています。
四角だけではなく、丸形、楕円、ハート形もあり、絵柄もたくさんあります。
人気アニメの切手も登場したりします。
シール式なので、貼るのがとっても簡単。
郵便局の窓口や郵便局のネットショップで買えます。
ただし、ばら売りはされていないのでシート単位での販売となります。
なんと驚き!普通の切手と同じ値段なので魅力的です!
郵便局の窓口に陳列されていないものもあるので、気軽に「ほかにないですか」と尋ねると
切手箱から出してくれます。
本当に種類は豊富です。
「写真はがき」を始めて変わったこと
最初は、本当に私の思いが伝わってるかどうか不安でした。
ところが、ある時、施設長から「送ってもらっている写真、本人に渡すだけではなく、バインダーに一緒に入れるようにしています。
そのバインダーを食堂に持ってきて、食卓に置き、見ながら食事をされています。
その時は、少しだけですが微笑んでいます。」と言われ、涙が出そうになりました。
微笑むということは絶対伝わっている!と確信しました。
母と会話をすることはできませんが、写真を見て微笑むということがわかりましたし、私の気持ちもほっこりとし、心が潤った感じになりました。
これからも続けていきたいと思っています。