ペットOKの賃貸物件が増えてきています。
しかし、ペットOKとはいうものの「小型犬のみOK」の物件が多かったのですが、最近の猫ブームで猫と一緒に暮らせる物件が増えてきました。
初めての1人暮らしで大好きな猫との暮らしに少し不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。特にこの暑い夏、愛猫と快適に暮らすにはどうしたらいいのか…。
そこで今回は、
- 動物保護施設から里親として犬と猫を引き取って12年
- 父親が獣医師
の、「zeronuko(ぜろぬこ)」が猫と快適に過ごす夏の暮らし方をご紹介します。
1人暮らしで日中はお仕事に行って猫のお留守番時間が長くなる方はぜひ参考にしてくださいね。
夏だからこそ気を付けなければならないこと4点
暑い夏。
暑くなると猫の熱中症が気になります。
私たち人間と同じように猫も熱中症になります。
猫は人間のように汗をかいて体温を下げることができないため、飼い主がしっかりと猫が快適に過ごせる環境を作らなければなりません。
家に帰ってきたら猫の様子がおかしい!ぐったりしている!ということがないようにしっかりと対策を取る必要があります。
猫は、涼しいところを自分で見つけて移動するから大丈夫だと思われていますが、1人暮らしのお部屋で閉め切った状態であれば、猫が好んで入りそうなクローゼット、シューズボックスなど暗くて狭いところにも熱中症の危険が潜んでいるので、注意しなくてはなりません。
飼い主としては猫を熱中症から守ってあげましょう。
涼しい環境を作る
✓クーラーをつける
つけっぱなしでもいいと思います。
電気代が気になる場合は、少し温度が下がる夕方までタイマーをセットしておくのも一つの手です。
人間と同じでクーラーをつけていても熱中症になるとのことなので、やはりクーラーは欠かせない存在ですね。
湿気が多くジメジメする時はドライ機能を活用してもいいかもしれません。
✓カーテンを閉める
日が差すと高温になるので、必ずカーテンを閉めましょう。
✓扇風機も併せて使う
猫に直接風があたらないよう工夫が必要ですが、目的としては扇風機で部屋の空気を循環させることなのです。
サーキュレーターがおすすめです。でも扇風機でも全く問題はありません。
エアコンも扇風機も両方つけると万全です!
✓お気に入りの場所は涼しく
猫が「ここがいい♬」と選んだお気に入りの場所がありますよね。
そこに「ひんやりグッズ」を置きます。
ひんやりグッズはたくさんの種類があります。
マット、冷却ジェルシート(噛み癖があると使用を控えましょう、飼い主の目の届く範囲なら大丈夫ですが)、アルミプレート、クールタイプのペットハウス・ソファ、保冷剤
ウチはクールタイプのキャットハウスを買って試しましたが、最初は好奇心いっぱいで寄り付くものの、1週間ぐらいで飽きていました。
もう見向きもしません。
猫は気まぐれ。
飽きたらすぐやめます。
それは自然な行動なので仕方ないです。
冷凍食品等をお店で買うともれなくついてくる保冷剤をミニタオルで巻いてお気に入りの場所に置きましたが引っ搔いた上に噛んでいるところを発見しましたので、すぐやめました。
水分補給が重要
水は数か所に置きましょう。
自動給水機もおすすめです。
倒れにくいボウル、滑り止めのある器に水を入れます。
いつも飲む器と違うと飲まない可能性があるので、普段から複数のところに置くとよいでしょう。
ウチは、キッチンのシンクにコップや鍋を置いて、満タンに水を入れたままにしています。
いつも飲む場所は机の上ですが、夏は水をキッチン、机、洗面台と3カ所に置いています。
大切なのは、家を出るときは綺麗な水が十分にあるかを必ず確認することです。
脱走、閉じ込め防止
家のドアはすべて開放しています。
ドアストッパーで閉じ込め防止もしています。
窓辺が大好きな猫ですが、網戸にしていると猫が破って逃走する可能性があります。
脱走予防のペット用フェンスがありますが、それを超えてよじ登ることもしばしば。
ウチの猫もちょっとだけ網戸が空いた隙間からベランダに脱走したことがあります。
防犯上もよくないので、網戸のままにはしません。
エアコンつけっぱなしです。
ブラッシングをする
ブラッシングをすることで風通しがよくなります。
最初は「え、なにそれ、なにすんのよ!」という感じでしたが、数回やると気持ちよさそうにしています。
1人暮らしで猫を飼う時の2つの注意点
必ず猫OKの物件に住む
「ペット不可の物件だが猫は散歩しなくていいし、バレなければいい」というものではありません。
ペット不可の物件にはペットのアレルギーの方もいらっしゃるかもしれません。
また、バレてしまうとオーナーから契約違反行為として
- 猫を手放す
- 退去する
どちらかの決断を迫られます。
猫と別れてしまうのは避けたいですよね。
やはりマナーとして守るべきことです。
また、部屋が狭くても、高さを作ってあげれば問題ありません。
退去時の費用
猫を飼う場合、賃貸マンションでは飼わない人より敷金が+1か月分を契約時に支払うことが多いです。
敷金とは、借りている人が部屋を汚したり、傷つけた時に修繕費用として充てるためにオーナーが預かるお金です。
通常何もなければ退去時に戻ってくるものですが、猫がひっかいた傷や汚れは、借りている人が修繕費用を負担することとなります。
ですので、できるだけ費用負担を抑えるために、まずは「がりがり防止」
✓爪とぎは必ず置く
床に置くタイプを好む猫もいますが縦型ボード、タワーがおすすめです。様子を見て猫の好みに合わせましょう。
また、爪も定期的に切ってあげましょう。
✓壁につるつるシートを貼る
はがしたときに跡が残らないものを選びましょう。
広範囲にシートを貼るのではなく、猫が届く範囲のもので十分です。
まとめ
暑い夏の猫との暮らし方、初めての一人暮らしで注意すべき点をまとめてみました。
猫と暮らすと、
というメリットがあります。
思春期で情緒不安定だったウチの息子が猫を飼いたいと言って我が家にやってきた猫。
息子が家を出ていくまで、自分の部屋でずっと世話をし、心が穏やかになった効果がありました。
猫を飼いたいと思っている方の参考になれば幸いです。