50代の再婚について考えるべき6つのポイント

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「子供が成人し、自立したためとうとう一人になってしまった。老後を考えると一人は寂しいので再婚したい。」

そう思っている50代女性に再婚をするかしないかを決める上でチェックしたいポイント6つをご紹介します。

離婚、死別を経験し子育てもひと段落した方で改めて結婚について考えている方の参考なれば幸いです。

離婚経験をマイナスではなく学びだと捉えているか

何らかの原因があって離婚をしているのは紛れもない事実です。

原因が離婚した相手の言動によるものとしても離婚したことには変わりはありません。

もしかすると自分にも問題があったかもしれません。

私が離婚したのはもう20年以上前で、離婚の原因は相手の暴力と不貞行為でしたが、当時の調停裁判で調停人から「あなたにも原因はある。自分自身を見つめなおすように」と言われショックを受けたことをはっきりと覚えています。

冷静になって考えると私にも問題がありました。

ですので、その時は辛かったですが、自分の問題点を洗い出すことができ、良い学習になったと思っています。

私が学んだことは、相手の気持ちを考え妥協すべき点は妥協する、ということでした。

相手に少しでも合わせることをしていれば、もしかしたら相手がそういった行動をしていなかったかもしれません。

ただし、離婚を後悔しているわけではありません。

離婚=悪というイメージがありますが、現実的に離婚数は増えてきており、よく「3組に1組が離婚する」など言われます。

厚生労働省の統計(令和2年9月17日発表)
  • 婚姻件数599,007組
  • 離婚件数208,496組

参考:令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省 令和3年8月13日利用

上記件数から離婚率34.8%、だいたい3分の1程度が離婚していると考えることができます。

決して離婚するのがダメだということではありませんし、離婚の経験はマイナスではありません。

離婚の経験を学びだったと捉え、自分の至らなかった点をしっかりと認識していれば、次は失敗しないでいよう、間違わないようと強く思うはずです。

ある程度社会経験を積んでいる50代なのできっと再婚しても離婚経験を次に活かせることができます。

再婚後、明るい未来が想像できるか

50代になると老後の不安を抱いている人は多いのではないでしょうか。

「このまま一人で誰にも気づかれずに死んでいったらどうしよう。身体的にまた精神的に心の支えになる人がそばにいてくれれば」と不安と願望があらわれてくると考えられます。

心の支えとなる人と一緒に過ごすと、

  • 会話が楽しめる
  • 自分では気づかない体の変化に気づいてくれる
  • お互いの健康管理ができる

まだまだたくさんワクワク、ウキウキすることがあります。
経済的にも精神的にも安定しているため若い頃の2人で一緒にいるメリットとは違ってきます。

1人でいるより2人でいるほうがと悲しいことが半分、楽しいことは2倍になると言われています。

50代だと親の介護の問題も出てきますが、仮に両親の介護が始まっても2人で支えあうこともできます。

この人となら楽しい人生、心豊かな人生を送れる、そんな未来をきちんと思い描けているかをチェックしてみてください。

明るい未来が想像できない、ちょっと無理かもと違和感がある状態で再婚するとどうでしょう。

結婚すればどうにかなると急がないことです。

盛り上がっているときは相手のことをみなさすぎ。
いったん落ち着いて本当にこれで大丈夫かを冷静に判断しましょう。

今後の未来が明るくなるのか、新しい価値観が生み出されて2人の協力によって一人では生み出されなかったものが生まれる余地があるのか、精査することが大切です。

感覚だけで決めないこと、焦らないことです。

相手を把握しているか

相手が、

  • 子持ち再婚であれば養育費はいくらか
  • 相手の親の健康状態はどうか

聞きづらいことであってもすべて聞いて明確にすることです。
これから人生を共に生きていく人ですから。

また、50代再婚に限ったことではありませんが、相手の過去の履歴はしっかりと把握しましょう。
結婚してから、実は借金が、年収はこれだけしか…が発覚することはまれではありません。

そして、

  • 誠実で嘘をつかない
  • お互いの家族を思いやることができる
  • 自分の価値観を押し付けない
  • お互いに認め合える

相手かどうか、見極めが重要になります。

さらに、実は再婚したいと思っているのは自分だけだった!ということもあるので、本当に相手が再婚の意思が固いのか念押しをしてもいいと思います。

身内の理解を得られるか

当然のことながら、自分の意思だけでは再婚はできません。
当事者だけの問題ではなく身内に関係する問題なのです。

相手が初婚か再婚同士か、年上か年下か。
相手が「また失敗したら傷つく」「結婚に向いていない」との理由で再婚に消極的、など状況は様々でしょう。

親、子供など身内が再婚に賛成であれば何も言うことはありません。

私は再婚しようと思った時、相手の母親に認めてもらえませんでした。
すぐに分かりあえることもなく、自分の良さを早くわかってもらうのは難しいものです。
離婚を経験している人と結婚するとまた離婚する、一度失敗しているから次も失敗すると決めつけられており、理解を得る、信頼関係を築くのは簡単なものではありません。

私が取った行動は、自分の良さを早く知ってもらうことに労力と時間を注ぐのではなく婚姻関係にこだわらないと決断したことです。

結婚という形にこだわりすぎていないか

婚姻関係にこだわらないということは、「事実婚」を選択肢に入れるということです。

事実婚は法的な夫婦ではありません。

入籍をすれば法的に夫婦と認められ、信頼度も大きいと言われていますが、事実婚は籍を入れず、住所を同じにするだけです。

一緒に住むようになって、住民票記載事項変更届出をすると思いますがその時に「未届の夫」と記載するのです。

実は私は婚姻関係を結ぶことにこだわっていました。
世間からの信頼を得たかったのです。

しかし、婚姻関係を結ばなくても、メリットがあるのです。

✓苗字が変わらないので色んな変更手続きをしなくてよく、手間がかからない。
✓相続人にはなれないが、遺言書を書いてもらえば財産分与に困らない。

二人でいることができればそれでいいと思う、そういう選択肢もあります。

相手が結婚したいと思う女性になっているか

相手に笑顔で接しているか、自問自答してみましょう。

笑顔に勝るものはないと思っています。
不機嫌な顔をしている人と長く一緒にいたいですか?
そして、楽しい未来を築きたいなら、今この瞬間を幸せだと感じて笑顔でいることです。

日本という国、平和だと思いませんか。
戦争が起こっていつ死ぬかわからない、そんな国ではありません。
色んな不安はあったとしても、生きていける国なんです!保障制度も充実しています!

過去の経験から得たこととして、

相手の話をまずは否定せずに聞く
 これ、大事です。
趣味や好きなことを受け入れ尊重する
 お金・時間が良識の範囲であればやめさせないことです。
相手に求めすぎない
 どうしても前の結婚でつらい思いをした人は、次は失敗したくないという強い気持ちが出て相手に求めすぎることになります。
上手くいかない時は相手のせいにしない
 自分を客観的にみましょう。
 人のせいにするのではなく一度冷静に自己分析をしてみましょう。

過去で失敗したことはあったとしても、過去にとらわれず今目の前にいる相手と向き合う必要があります。

まとめ

再婚を考えている方に、今一度、チェックポイントを確認してみてください。

人生いちどきり。
いろいろ考える、話し合うことが面倒だと思う気持ちが勝ってしまうと、何もしなくなり、もやもやした気持ちを持ち続けることになります。

何もしないのが一番もったいないですね。

以上、参考になればうれしいです。

プロフィール


 

zeronuko(ゼロヌコ)

◆50代二児のママ
◆大阪市在住
◆27年勤めた会社を辞め令和1年不動産会社AnzRealEstateを設立。
起業、子育て、人間関係等過去の経験からお役立ち情報を発信します。
◆宅地建物取引士、AFP、二級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種証券外務員資格、年金アドバイザー3級、生命保険募集人資格、損害賠償保険募集人資格、心理士、ライフスタイルテラピスト

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